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　　セミナー抄録
　　バイオロジカル検査とアドレナル・ファティーグ
　　　　― 有機酸検査・アミノ酸検査の基礎から発展まで ―
 　　　　
　　　　スクエアクリニック　本間龍介　本間良子　

サプリメントを診療に導入したり、導入したいと考えている医療機関が近年増えてきました。
患者様の症状に合わせてサプリメントを処方しても、必ずしも期待した結果が得られず悩まれている医療従事者さんも多いのではないでしょうか。
患者様の訴えや症状からサプリメントを調整することは大事なことですが、それだけでは患者様も医師も納得のいく結果が得られないことも・・・

効果的に患者様が満足を得られるサプリメントを処方するためにバイオロジカル検査は、皆さんの良きアドバイザーになってくれます。
米国の統合医療を実践する多くのクリニックでもバイオロジカル検査を導入し診療しております。

バイオロジカル検査の中でも有機酸検査はとても多くの代謝情報を得ることができ、コストパフォーマンスも優れており初期導入に適した検査の一つです。
有機酸検査は腸内環境、神経伝達物質、ミトコンドリア能力、腸管吸収力、メチレーション…等、様々な体内代謝能力を評価することができます。
それぞれの検査結果の異常値に対するサプリメント等の解決ソリューションがあることも大きなメリットです。更に検体は早朝尿で痛みのない検査で患者様への負担はほぼありません。
科学的根拠に基づいたデータによって、ビタミンやミネラル、酵素、乳酸菌を処方することで、より早く・効率的に患者様が求める”ゴール”に到達することができます。
バイオロジカル検査は患者様の見えない悩み・問題点を数値化し、解決方法の提案を容易としてくれるでしょう。

このセミナーでは、有機酸検査の基礎的な解読方法からアミノ酸検査等の他のバイオロジカル検査を組み合わせたデータの読み解き方まで、スクエアクリニックにおけるバイオロジカル検査10年の経験を皆さんとシェアしたいと思います。