セミナーサマリー
スクエアクリニック 本間 龍介 ,
本間 良子
今年もAFセミナーを開催させて頂くことになりました。
今回は医療従事者の方だけではなく、一般の方も参加可能といたしました。
一般の方々も有機酸検査や遺伝子検査に興味を持たれることが増え、ご自身の体調改善のためにバイオロジカル検査読解に取り組まれている方が見受けられます。
ただし医療従事者さんを対象としたレベルのセミナー内容であり、基礎的なセミナーではありませんので受講希望される方は御理解下さい。
ホルモン検査や有機酸検査の解読方法をシェアさせて頂きます。
ストレス社会において「疲労」に悩まされる人々が増加の一途であり、「疲労」を検索することで副腎疲労に辿り着き、“疲労を何とかしたい”、と模索する方が増えています。
原因不明の倦怠感、睡眠障害、エネルギー不足、性欲低下、肥満、甘いものの過食、風邪や感染症の治癒遅延、重度のPMS(月経前症候群)、うつ症状、記憶力・集中力の低下等、多岐に渡るこれらの症状は、副腎疲労アドレナル・ファティーグに関連します。
副腎疲労が広まり、正しい情報や治療を医療機関に求める患者さんが増えています。玉石混交の情報では副腎疲労が改善できず、さらなる疲労に悩み苦しまれている方々が多いのが現状です。
今回のセミナ-では、副腎疲労の症状と検査結果から副腎疲労の程度判定、そして副腎疲労を招くストレス(環境、肉体的、精神的)や炎症をみつけるための検査や分析方法を基礎からお伝えいたします。
環境毒素、カビ毒(マイコトキシン)や有機化合物による毒素、腸内環境やSIBO(小腸の異常な細菌増殖にともなう諸症状)、神経伝達物質、腸管の吸収力、さらにはテーラーメイド医療につながるメチレーションSNPs検査など、次々と新しいバイオロジカル検査を医療機関で導入することができるようになりました。
メチレーションパネルだけでSNPs遺伝子を説明することは近年米国では控える傾向にあります。メチレーションパネル以外のSNPs遺伝子を組み合わせていくことで治療プランを組み立てやすくなってきています。
バイオロジカル検査は患者さんの見えない悩み・問題点を数値化し、解決方法の提案を容易とし、科学的根拠に基づき「疲労」から抜け出す効果的な検査となります。
バイオロジカル検査を組み合わせたデータを読み解き、サプリメント治療やホルモン補充療法に至るまで、スクエアクリニックにおける10年以上のバイオロジカル療法の情報と経験を皆さんとシェアしたいと思います。
1 副腎疲労
1-1 副腎疲労の症状 兆候
1-2 副腎疲労の検査
1-3 副腎疲労の程度の評価
1-4 その他のホルモンの評価
2 副腎疲労の原因検索
2-1 有機酸検査
2-2 マイコトキシン検査
2-3 有機化合物の毒素検査
2-4 葉酸抗体検査
2-5 SIBO検査
2-6 SNPs検査 2-7 ライム病検査
3 副腎疲労の治療方法
サプリメント療法
ホルモン補充療法
マイコトキシン吸着療法
4 副腎疲労の症例
※ 講演内容は変更になる場合がございますので、予めご了承下さい。